数学の成績は国語から
- eighty-pro-hs
- 4月4日
- 読了時間: 3分

学習塾のようなタイトルですが、前回のブログに出てきた「分析力」について
お伝えしていこうと思います。
現在の職業に就く前に学習塾で5年ほど講師を務めていた経験があります。
小学生と中学生に授業をしており、主に文系でしたが最終的には
中学生の5教科はピンチヒッターも含めて授業をしていました。
学習塾は成績をアップさせることがお仕事なので
授業の仕方(その当時は映像の授業などはなく、学校のように対面一斉授業でした)や
宿題の出し方など日々模索しながら生徒たちに向き合っていました。
成績がなかなか上がらない生徒については、いろいろと原因を探っていきます。
模試は点数だけでなく、回答用紙を見てどこが弱いのかを見ていきます。
しかし、点数が低い教科だけを見て対策をしてもなかなか成績が上がってきません。
他に原因があるかもしれない!と思い
苦手な教科だけでなく、他の教科(4教科)の解答用紙も見ながら
探ってみようとトライしてみました。
すると、ある生徒の対策として
数学の成績を上げるには、まずは国語力を上げるという解答が出てきました。
それを実践したところ、じわじわと数学の成績も上がりましたし
他の教科の成績も上がってきました!
そこからは、生徒一人一人に対して同じ方法で成績アップの方法を探っていきました。
校舎には150人ほどの生徒がいたので、かなり大変な作業でしたが、
隠れた弱点を見つけることが成績アップの近道だと確信が持てたので
他の先生の力も借りながら模試の度に行なっていました。
おそらくですが、この作業で「分析力」が養われたのだと思います。
ブランディングで大切な「コンセプト」を創る時も
ヒアリングをしてアンケートをとったりして
その内容をまとめて一言に落とし込んでいくので
基本的に、塾で行なっていた方法とやり方は変わっていないと思います。
やり方で変わっていないことがもう一つあって
それは「紙に書く」ということです。
塾の時は専用のシート、現在はスケッチブックを使って
書きながらまとめていくスタイルです。
紙に自分が思ったことやヒアリングの内容などを自由に書いて
それを眺めながら考えて、まとめていきます。
クライアント様とお話しすると、いろいろな課題が出てきます。
その課題に対して、どのような方法が良いのかをデザイン的に考えて
現在も「分析」しています。その時も手書きで考えます。
個人差はあると思いますが、僕はアナログな方法がしっくりきます。
分析といえば、この仕事をするようになってから
実践するようになったことを、次回お伝えしたいと思います。
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